小波さんがOMEG11国際会議等で成果発表

 小波さん(D2)が2011年11月14-17日に理化学研究所で開催された国際会議 The 11th International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxiesに参加し、口頭発表しました。小波さんを中心とする研究グループは、「すざく」衛星を用いて銀河の高温ガス中の重元素組成を調べ、他の渦巻銀河が我々の銀河系と同じ重元素組成比であることを初めて明らかにしました。また、現在活発に星形成を行っている銀河の高温ガスは、重い星の超新星爆発によって供給された重元素組成をしており、そのガスが銀河の外に逃げている様子を示しました。なお、これらの結果はアメリカ・スタンフォード線形加速センターで開催された国際会議 Suzaku 2011 “Exploring the X-ray Universe: Suzaku and Beyond”でポスター発表、首都大学で開催された研究会 Chemical Evolution of the Universeで口頭発表なども行われました。